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税理士とは?

租税教育

租税教育とは、租税に関する意義、役割、機能、仕組み等の租税制度を知るとともに、申告納税制度の理念や納税者の権利及び義務を理解し、社会の構成員としての正しい判断力と健全な納税者意識を持つ国民を育成することを目的としています。そして、身近にあるさまざまな税について、その使途と目的を広く周知することは税務の専門家であり、納税者のよき理解者である税理士が適任であり、また、この負託に応えることは職業的責務ともいえます。
中国税理士会では、平成18年から租税教育に着手してまいりました。中国5県下の小学校から大学までの学校教育課程にある児童・生徒・学生に対して税理士が教室で授業を行う「租税教室」の実施や、授業を実施する講師を養成するための専門研修を毎年開催しています。そして近年では、税理士の専門性を活かした取り組みの一環として、社会の構成員である大学生を対象に、私立大学において寄附講座を開設するなど、関係機関のご協力により、幅広い租税教育事業を展開しています。

過去3年間の租税教室実施状況

  小学校 中学校 高等学校 専門・専修 大 学 社会人・
その他
令和4年度 74 200 107 5 9 0 395
令和3年度 44 156 101 5 9 0 315
令和2年度 42 124 99 6 9 0 280

大学への寄附講座の設置

  • 広島修道大学
  • 安田女子大学
  • 県立広島大学
  • 岡山商科大学
  • 公立鳥取環境大学
  • 山口大学
  • 広島大学
  • 島根大学※令和5年開設
  • 福山大学※令和6年開設予定

本会が実施している租税教室の様子をご紹介します

<中学校> 総社市立昭和中学校

日時 令和5年1月16日(月)
対象 3年生(17人)
テーマと概要 倉敷支部会員が「超過累進課税がなぜ必要なのか」を取り上げ、生徒の皆さん1人1人が講師の説明に真剣に耳を傾けていました。また、防衛費増税など直近のニュースを知っている生徒さんが多く、非常に感心しました。

<高等学校>広島県立大門高等学校

日時 令和4年10月20日(木)
対象 3年生(270人)
概要 「たったこれだけで一生使えるお金と税金の話」をテーマとして福山支部会員が出講。体育館の中で大勢の生徒さんが聴講し、意見交換の場面では皆さん活発に発言されていました。また、授業後には、「税金に興味を持ったので、税金についてより深く学んでみたい」という感想もいだだきました。

<大学>令和4年度寄附講座スタート

本会では、管内の広島修道大学、安田女子大学、県立広島大学、岡山商科大学、公立鳥取環境大学のご協力を得て、寄附講座を半期授業として開設しています。
この中で4月7日(木)は岡山商科大学において第一回目がスタートし、宇野元浩会員(岡山東支部)による授業を行いました。「税理士制度総論」をテーマとし、税理士の日常業務をはじめ、現代社会における税理士の責務と役割、そして税務の専門家として社会の中で年々拡張する活躍のフィールドについて、明快に解説しました。
この講座は、4月13日(水)から広島市南区の県立広島大学においても、15回のシリーズで開設します。

<大学>令和4年度寄附講座 後期

本会では、管内の広島修道大学、安田女子大学、県立広島大学、岡山商科大学、公立鳥取環境大学、山口大学のご協力を得て、寄附講座を半期授業として開設しています。
講義回数は全15回で、税目によってオムニバス形式で様々な税理士会員が講師となります。
後期は広島修道大学、安田女子大学、公立鳥取環境大学と今年度から初めて山口大学で将来の租税教育を担う教員の養成を目的とした教員養成寄附講座が新たに始まりました。
安田女子大学は9月26日(月)から寄附講座が始まり、第一回目に前田祐太朗会員(広島東支部)による授業を行いました。「現代社会における税理士の使命と役割」をテーマとし、日本の税金・財政についてや、税理士の使命及び業務について詳しく解説しました。

窓口

中国税理士会事務局(TEL:082-246-0088)までご連絡ください。
※最寄りの支部会員を講師派遣します。