租税教育
租税教育とは、租税に関する意義、役割、機能、仕組み等の租税制度を知るとともに、申告納税制度の理念や納税者の権利及び義務を理解し、社会の構成員としての正しい判断力と健全な納税者意識を持つ国民を育成することを目的としています。そして、身近にあるさまざまな税について、その使途と目的を広く周知することは税務の専門家であり、納税者のよき理解者である税理士が適任であり、また、この負託に応えることは職業的責務ともいえます。
中国税理士会では、平成18年から租税教育に着手してまいりました。中国5県下の小学校から大学までの学校教育課程にある児童・生徒・学生に対して税理士が教室で授業を行う「租税教室」の実施や、授業を実施する講師を養成するための専門研修を毎年開催しています。そして近年では、税理士の専門性を活かした取り組みの一環として、社会の構成員である大学生を対象に、私立大学において寄附講座を開設するなど、関係機関のご協力により、幅広い租税教育事業を展開しています。
過去3年間の租税教室実施状況
| 小学校 | 中学校 | 高等学校 | 専門・専修 | 大 学 | 社会人・ その他 |
計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 73 | 286 | 140 | 8 | 17 | 4 | 528 |
| 令和6年度 | 73 | 280 | 132 | 13 | 11 | 4 | 513 |
| 令和5年度 | 69 | 264 | 99 | 7 | 10 | 0 | 449 |
租税教育教材 ショートアニメの紹介
日本税理士会連合会YouTubeチャンネル「税金探偵団の大冒険」はこちらから
日本税理士会連合会では生徒・学生に税金について興味を持ってもらうショートアニメを制作し、公開しています。「税金探偵団の大冒険」は税の役割と使い道についてわかりやすく説明されています。アニメのシナリオ原案は中国会会員が作成しました。ぜひ租税教室でご活用ください。
本会が実施している租税教室の様子をご紹介します
<中学校>山口県 中学校特別支援学級
| 日時 | 令和7年1月31日(金) |
|---|---|
| 対象 | 特別支援学級 1学年から3学年(計7名) |
| テーマと概要 | DVD教材や補助教材、1億円レプリカなどを用い、生徒一人ひとりに配慮した丁寧な説明を心掛けながら、税の役割や社会との関わりについて分かりやすく伝えました。 生徒たちは税や選挙、消費税率などの問いにも積極的に意見を述べ、一般学級と変わらない充実した租税教育の機会となりました。 |
<専門学校>国立呉工業専門学校
| 日時 | 令和7年10月7日(火) |
|---|---|
| 対象 | 高校1年生・3年生(計160名) |
| テーマと概要 | 「公平な税負担」や「限られた財源の使い道」をテーマにディスカッション形式で進行し、生徒たちは税を自分事として捉え、主体的に考え意見を交わしました。 受講後には税や選挙への理解が深まったとの感想や社会的視点に立った質問も多く寄せられ、若い世代に税を通じて社会の仕組みを伝える意義を強く感じる機会となりました。 |
<大学>令和8年度寄附講座(前期)
4月8日(水)、8年目を迎えた県立広島大学(広島市)での寄附講座の第一回目がスタートしました。
地域創成学部の3年生を対象とする「税務会計論」の15回シリーズの第一回目であり、中原教会員が講師を務め、「現代社会における税理士の使命と役割」をテーマに、税理士制度と高度情報化社会への対応、試験制度や税理士に求められている社会的役割など、自身の経験も交えて解説。最後に、税理士資格の魅力や、日商簿記資格が就職活動において有利に働く点など、学生にとって有益な情報も提供されました。
<大学>令和6年度寄附講座(後期)
10月4日(金)、公立鳥取環境大学(鳥取市)における4年度目の寄附講座がスタートしました。
経営学部2年生以上を対象とする「租税法概論」の15回シリーズの第一回目で、鳥取支部の下浦正臣会員が講師を務め、「現代社会における税理士の使命と役割」をテーマに90分の講義を行いました。
はじめに自身が税理士に登録した経緯を語られ、続いてこの講座の目的と概要、税理士の日常業務と社会との繋がりとその活躍、DX化のもとで日々変化していく業界の環境などについて、日税連制作のユーチューブ動画「What's税理士」を室内に2つあるスクリーンに適時投影し、約60人の学生に熱く解説されました。
大学への寄附講座の設置
窓口
中国税理士会事務局(TEL:082-246-0088)までご連絡ください。
※最寄りの支部会員を講師派遣します。



